blogの最初をかざるバードは、Green Bird (Viherlintu)(1983)。
Viherlintuとは、フィンランド語で緑の鳥を意味します。新緑が美しい季節、特に自宅の庭に紅葉があるのですが、5月になると一斉に新芽が芽吹き、心を癒やしてくれる存在です。
余談ですが、このBird、SSKK(Suuri Suomalainen Kirjakerho)と紹介されていることが多いのですが、バード本(BIRDS BY TOIKKA / TOIKAN LINNUT)にはSuomalainen Kirjakauppaと表記されています。
訳すると、Suuri Suomalainen Kirjakerhoは大手のフィンランドブッククラブ、Suomalainen Kirjakauppaはフィンランドの本屋となり、微妙にニュアンスが異なります。
詳細は分かりませんが、別の本屋さんの可能性もあるのでしょうか・・・。
フィンランドのバイヤーさんに、このGreenBirdのことを訪ねた際もSSKKと区別してSuomalainen KirjakauppaのBirdであると教えてくれました。
バード本には、1981~1983年のBirdはSuomalainen Kirjakauppa、1990年以降はSuuri Suomalainen Kirjakerhoと紹介されています。
勝手な想像ですが、本屋さんが合併して、大きな本屋さんになったとか、かな?
想像するのも楽しいですね。
そんな新緑を思わせるBird、Green Bird 。
このBirdは、2層構造になっていて、気泡がぎゅっとたくさん閉じ込められている凝った作りのバードです。
気泡の閉じ込め方にも違いがあるようで、最近は、このような気泡の作りは見られません。
代わりにSummer Finchに見られるように、コントロールバブルという均等に気泡を整列させる方法を用いられています。コントロールバブルは2002年Annual Bird Helmikanaから登場しています。細かな気泡のBirdは、2005〜2007年まで作られていたMountain Birdまでは確認しました🐦
その後の徐々にコントロールバブルが主流になっていったのでしょうか…🧐
なぜ、気泡の閉じ込め方に変遷がみられるのでしょう❓
勝手な想像ですが
Green Bird にもみられるぎゅっと気泡をつめる方法は、技術的にも高度な技法が必要で、Birdの人気が高まり量産が必要になってからは、生産が困難になったから?
この考えだと、少数限定のBirdでは出来そうですね…😅
🍀フィンランドのバイヤーさんに、同じ質問をしてみたのですが、2013年に工場がNuutajärviからiitallaに移転した際、EUのルールでガラスの製法や色が制限されたからではないかということでした。
ただ、確かなことは分かりません。
どなたかご存知の方、ご教授ください😆
裏のサインも手彫りで、当時の職人さんの手仕事を感じられて好きです。
今は機械彫りになってしまいましたね…💦
limitedEditionのようですが、制作数は明らかでなくEdition No.はないようです。
サインが手彫りかつぎゅっと気泡がつまった
Bird、また作って欲しいです😌💚
技術的に可能でも、高額になりそうですね…😅
Birdのおしりフェチなので、最後はおしり(しっぽ)の写真で
Green Bird (Viherlintu)(1983)
160×90mm
出典
BIRDS BY TOIKKA(通称バード本144ページ)